文字の旅二千年 手書きアルファベットからデジタルフォントまで 第6回スタヂオポンテ作品展

2015.11.08

福岡のカリグラファー初島さつきさんから作品展のご案内が届きました。

文字の旅二千年 手書きアルファベットからデジタルフォントまで
第6回スタヂオポンテ作品展

【会期】2015/12/5(土) ~13(日)

【会場】九州大学箱崎キャンパス 九大総合博物館

〒812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1
http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/

【主催】スタヂオポンテ


****初島さつきさんより****
今回の作品展は、手書き文字の歴史を印刷媒体の歴史と重ね合わせながら展示し、手書き文字(アルファベット)が印刷媒体へどのように影響を与え、逆に印刷媒体も手書き文字に影響を与えていることなどを紹介したいと 思ってい ます。
具体的には、約2千年前に生まれたRoman Capitalに始まり、Rustic, Uncial,Insular- half uncial. Carolingian, Protogothic, Gothic textura, Gothic quadrata,Rotunda, Batarde, Humanist, Italic, Fracture, Flemish, Copperplate, Foundationalの代表的な書体の作品を第1展示室(博物館)に活版印刷と写植機と共に展示して、文字の歴史を見せる予定です。

活版印刷の展示は、日本で初めて作られた本木昌造作の活字の展示と、福岡で長く活版に携わってこられた文林堂さんの時代を感じさせる展示、最近新 たに見直されてきた活版の世界を若手デザイナーの視点で見せてくれるOLD PRESSさんの展示があります。

写植は、日本で写植が最盛期だった1960年代からずっとこの世界に関わってこられた伊藤さんが、写植のノウハウを実際見せてくださいます。
10年後の写植生誕100年までは、なんとか写植を消滅させたくないという情熱とともに、いろいろな分野の方とのコラボレーションを試みられてい る作品の展示(木版画、詩人とのコラボ作品が展示予定)が見ものです。

デジタルフォントは、人気書体の開発で全国的に有名な(株)フォントワークスさんの最新書体のパネル展示と、デジタルフォントの作られる様子を動 画で常時流す予定です。フォントデザイナーの藤田さんは前身が写研(写植の会社)で、モノタイプの小林章さん、文字道の伊藤さんともお友達です。

歴史的な書体の他に、21世紀的なカリグラフィー作品も第2会場に展示します。

遠くからでも来た甲斐があった!と、必ず思ってもらえる展示にいたします!!